高野山奥の院かなり完璧ガイド

高野山にある歴史上の人物の墓や供養塔を膨大な写真とともに解説しています。

カテゴリ: その他

ごびょうばし
御廟橋
Gobyobashi Bridge
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ガイド
弘法大師が修行を続けている場所、「御廟」の少し手前にあるのが「御廟橋」です。
10年ほど前までは「御廟橋」と書かれたものが多かったのですが、中の橋入り口などに設置されている案内板では「御廟の橋」と表記されています。
「無明の橋(むみょうのはし)」とも呼ばれるようです。

橋の下を流れるのは「玉川」。
当初は橋が無かったそうです。

橋を構成する36枚の板の裏には梵字が刻まれているとのこと。
弘法大師がこの橋まで参拝者を出迎えに来てくれているそうですので、合掌、一礼してから橋を渡ります。

ここより先は最も重要な聖域ですので写真・動画撮影は一切禁止です。テレビ取材も滅多に許可されていません。
お坊さんに撮影を注意されている人もたまに見かけます。

みずむけじぞう
水向け地蔵
Mizumuke-jizo
 
 
ガイド
ここにある地蔵様に水をかけてから御廟橋を渡ります。

バリアフリー経路
Barrier-Free Route
 
 
ガイド
護摩堂のわきに、公衆トイレへ向かう通路があります。そこを進むと「バリアフリー経路」の看板が見える門があります。
燈籠堂に向かうには石段がありますが、こちらのバリアフリー経路を通れば石段を登らずにすむよう配慮されています。

ごくしょ
御供所
Gokusho Hall
 
 
ガイド
御朱印はこの建物で頂くことができます。

ごまどう
護摩堂
Goma-do Hall (Goma (ritual) Hall)
 
 
ガイド

あじみじぞう
嘗試地蔵
Ajimi-jizo (Tasting jizo)
 
 
ガイド
御供所のすぐ隣にあります。
生身供で弘法大師に届ける食事を毒味する儀式が行われる場所。毒味をするのは僧ではなく、この地蔵ということかと思われます。

ごびょう (こうぼうだいし ごびょう)
御廟(弘法大師御廟)
Gobyo (Kobo Daishi mausoleum)
 
 
ガイド
燈籠堂の裏手に「弘法大師御廟」があります。
御廟の中に入ることはできませんので、その前で多くの人がお祈りをしています。

弘法大師は御廟の地下で「永遠の瞑想」を続けています。
御廟に30センチほどの穴があり、そこから弘法大師が出たり入ったりしています。
地下にある燈籠堂には一般の人も入ることができますが、ここには弘法大師が描かれた絵が掲げられています。
この絵の位置は、弘法大師が瞑想している場所と同じ高さになっているそうです。
Wikipedia 関連ページ
入定 [ Wikipedia JP ]

とうろうどう
燈籠堂
Touroudo Hall (Hanging lantern Hall)
 
 
ガイド
空海の甥が建立。その後、藤原道長によって現在の大きさになったとのこと。
現在の建物は1965年(昭和40年)に建造。

燈籠堂には奉納された2万以上の灯篭があります。
お札、お守りなどは、ここで買うことができます。
燈籠堂のむかって左側の通路に地下につづく入口があります。ここには奉納された5万体もの小さな弘法大師像が並んでいます。

・灯籠堂の参拝可能時刻は早朝5時半~6時頃から(当方未確認)。
・灯籠堂の扉が閉まるのは午後5時~5時半頃(当方未確認)。
・扉が閉まったあとは、燈籠堂の周りをまわって裏側にある御廟で参拝可能なようです。

みろくいし
弥勒石
Miroku-ishi Stone
 
 
ガイド
善人には軽く悪人には重く感じられる石。自由に触ることができ、持ち上げると願いが叶うとされているものの持ち上げるのはほぼ不可能です。

また、高野山銘菓として「みろく石」という饅頭が売られています。

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